リンパで免疫力アップ!

風邪をひいて喉が痛い(-_-;)このような経験は皆さんあると思います。この時、喉のリンパ節では侵入してきたウイルスや細菌と白血球などの免疫細胞が戦いを繰り広げ、全身にウイルスが広がらないように頑張っています。そして、免疫力の差でそのまま回復する人と重症化してしまう人がいます。

どうしたらリンパの免疫力が上がるのでしょうか?

【その1】自律神経を整える!

【その2】腸内環境を整える!

【その3】火の通った緑黄色野菜を食べる!

【その4】下半身重視の運動する!

【その5】ディープリンパマッサージで深部リンパ節開放!

❝なぜ自律神経なのか❞

自律神経の働きが安定していると、60兆個といわれる全身の細胞の一つ一つに新鮮な血液がいきわたります。すると臓器も十分に働き、疲労も回復しやすくなります。そして免疫力の主役であるリンパ球も活性化し免疫力が上がります。ストレスで自律神経が乱れると、副交感神経が不活発になり血行不良になり細胞が栄養不足になりリンパ球も不活発になります。それに加えてストレスホルモンの影響でリンパ球はダメージを受けます。

話が逸れますが、脳は脳脊髄液に浸かり髄膜に包まれています。脳も脳脊髄液で栄養と老廃物の供給と廃棄を行い、髄膜リンパ管が老廃物の回収をしています。自律神経の乱れからくる肩や頭部の血行不良はリンパ液の老廃物の回収を困難にし、脳の記憶力の低下に関係するそうです。

4秒かけて息を吸い込み、8秒かけて息を吐く。といった1対2の長さの割合の深呼吸が効果的です。その時に空を見たり上を見ると気道が広がりより深い呼吸ができます。深呼吸により血液に酸素が多く供給されれば免疫力もさらに上がります。
アロマオイルなどの香りでも自律神経は瞬時に整います。ヒノキの香りは副交感神経を活発に、ローズは女性をリラックスさせます。

❝なぜ腸内環境を整えるのか❞

不規則な生活や便秘で腸内環境が悪化すると腸はむくんでしまいます。腸から取り込まれた食べ物の栄養分は血液に乗って全身に運ばれますが、むくんだ腸ではドロドロの血液が全身に送られ様々な不調を引き起こします。
腸には全身の免疫細胞の50%以上が集まっている、パイエル版と呼ばれる粘膜関連リンパ組織があります。腸内環境が整うと腸のむくみはひき、サラサラの血液が全身にいきわたり新陳代謝が活発になりリンパ球が活性化し免疫力が上がります。精神を安定させるセロトニンも95%が腸で作られているので腸内環境を整える事は、自律神経を整えストレスに強くなる事につながります。

❝なぜ緑黄色野菜なのか❞

緑黄色野菜の葉緑素と血液(赤血球)はほぼ同じ構造をしています。なので緑黄色野菜を食べると血液の質が良くなります。質が上がれば細胞に供給できる酸素の量が増えます。酸素が増えれば細胞が活性化しリンパ球も活性化します。
おススメはニラです。血液を増やし栄養満点、調理も刻むだけで、生食も可能で簡単に火が通り手間もかかりません。お味噌汁に刻んだニラを入れたり、オムレツに刻んだニラを入れれば緑黄色野菜とタンパク質が同時に取れ血液と筋肉を増やすことができます。

❝なぜ下半身重視の運動なのか❞

リンパ液の流れるリンパ管には、心臓のようなポンプ機能のある臓器がありません。動脈に巻き付きドクンドクンと動く脈動で少しずつ動いたり、筋肉に力を入れた時のふくらみによってリンパ管が圧迫されリンパ液が押し出されるといった具合です。リンパ管内部には逆流防止弁がついているので心臓に向かって動きます。せっかくリンパ液が老廃物やウイルスを取り込んでも流れてくれなければ意味がありません。なので下半身の運動をして筋肉の圧迫でリンパ液を動かします。
おススメはウオーキングです。5分でも10分でも良いのです。ゆったりとした気持ちで空を見上げながら歩けば自律神経も整い一石二鳥です。
なかなか時間が取れない…という方は、椅子に座りながら足首を動かすのもおススメです。足首を回したり前後に足を倒すとふくらはぎの筋肉が張りますよね。それだけでもリンパ液が動くのでぜひやってみてください。

なぜディープリンパマッサージで深部リンパ節開放なのか

上記に書きましたが、リンパ液が流れていなければ老廃物もウイルスもそのままです。しかも摂りこめきれずにそのまま放置なんてこともあるかもしれません。
通常のリンパマッサージは浅い部分全身の6%しか動きませんが、ディープリンパマッサージの深部リンパ節開放は全身のほぼ100%を動かす事が出来ます。全身のリンパ液を動かしドンドン血液の浄化をして酸素の供給・リンパ球の活性化で免疫力アップです。しかも美肌と体にたまった脂肪も落ちていきます。

いかがでしたか?最初から完璧にやろうとすると、やる事自体がストレス・できなくてストレスになってしまいます。自分が無理なくできる範囲で始めたら良いのです。どうぞご自身を大事になさってください。

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